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思ったことがズハズバ言えるカップルは、二人の関係がうまくいっている証拠だと判断できますが、なかには「親しき中にも礼儀あり」という人もいて、ストレートな言い方だけしていると、いずれ関係が破綻するのではないかと危惧する人もいます。 「自分の気にしている欠点をズバッと言われて落ち込んでしまったよ。もう立ち直れないかもしれない」などと聞くと、相手に不満があってもズバッと言わず、オブラートに包んでやんわりと伝えたほうがいいのではないかと思ってしまいます。 たしかに、スタイルの良くない人に向かって「少しは痩せなさいよ。それじゃフナッシーの体型とそっくりじゃないの」と単刀直入に言えば、恋人は非常に傷ついて、あなたの前から姿を消すかもしれません。 反対に、「私の好みの男性は、この雑誌に載っているこういうタイプの人なの?」「もう少し努力してくれたらなあ」などと言われたら、男性としては、何をどのように努力したらいいのか迷ってしまいます。センスのいいファッションになるよう努力して欲しいのか、あるいは、ヘアースタイルをカッコよくして欲しいのか、かえっていろいろと迷ってしまいます。 このように相手への不満がある場合、あまり婉曲的で遠まわしな言い方をすると、いろいろ考えさせられ、しまいには「鈍感なのだから、自分で考えなさい」と言われているように受け取り、逆にイライラする人が多いのも事実です。 だからこそ、不満を伝える際には、かえってできるだけ具体的な言葉を使って、自分が何に対して不満を抱いているのかをはっきりさせる必要があるのです。 ただ、一番のポイントは、不満なことをはっきり伝えるにしても、相手への思いやりのある配慮が大切です。 たとえば、太めの恋人の例であれば、「あなた少し肥満気味になってきたみたいね。肥満は生活習慣病になりやすいから、少し健康のことも考えてダイエットしてみたらどうかしら」と言ってあげるとよいでしょう。 あるいは、「私は少し細めの人が好きなんだけど、もう少しダイエットしてくれたらうれしいな。街中を腕を組んでデートをするのも、もっと楽しくなるよ」などと、相手への気づかいを入れながら、具体的に「痩せて欲しい」「ダイエットして欲しい」という気持ちを伝えるのです。 このように言えば、彼だって「そうか、やはり健康のために少しダイエットをしてみようか」という気持ちに自然となるでしょう。 |
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