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世の中の夫婦や恋人同士のカップルは、ケンカするほど仲が良いといわれていますが、やはり本当に仲が良いというのが真実らしいです。 昔から「夫婦ゲンカはイヌも食わぬ」という言葉どおりで、ほとんどの夫婦はケンカしながら、翌朝にはにこやかにふたりで朝食を取っているものです。 出会って間もないカップルは、相手の欠点が目に付いても、「アバタもエクボ」と言うように、それが新鮮で魅力的に感じたりするものですが、だんだんとお互いが慣れ親しんできますと、しだいに文句を言い合うカップルになってくるものです。 これは、ある意味、お互いが心を開いて許しあっている証拠とも言えます。 ケンカをすると、なぜ仲がいいのかと言いますと、次の二つの理由が考えられるからです。 1 お互いが対等の関係で成り立っていること ケンカをしますと、どうしても感情的になって普段は絶対に口に出さないような言葉もつい口にしたりします。 このような口ゲンカができるということは、お互いが遠慮なく何でも言い合える公平な関係が築かれており、言うなれば、何の駆け引きをすることもなく愛情確認ができるということです。どちらか一方が、文句ばかり言っていて、片方は、それを黙って我慢して聞いているだけなら、一方が従属した関係になっており、遅かれ早かれ人間関係は破綻するでしょう。 悪口の言い合いやケンカは愛情確認が変化したものであり、ストレス社会では、誰しも緊張した日々を送っており、どこかでそれを発散しなければ心が耐えられなくなるのです。その緊張した心を解放する手段が夫婦やカップル間でのケンカであり、これがお互いの愛情確認手段でもあるのです。 2 罵詈雑言(ばりぞうごん)は聞きなれてしまうと免疫ができる 夫婦ゲンカにしても、カップルのケンカでも、口汚くののしりあったり、怒鳴ったりするシーンがいろいろと見受けられますが、普通の関係であるなら、そこまで言われたら、プツンと切れてしまうのではないかと思われることだってあります。 それでも、決定的な悪化しないのは、お互いに悪口をすぐに忘れてしまうからではないでしょうか。 人の心理には、同じような意味の言葉を繰り返されると免疫ができて、その言葉の意味にあまり反応しなくなり、感情的な怒りがそれほど起こらなくなるからのようです。 |
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