|
自慢話の好きな人は、こちらが何も聞いていなくても、人の会話に割って入って勝手に話しはじめる人が多いですね。 こういう人は、「先日の日曜日は、忙しくて大変だったよ」に始まった後、必ず自慢めいた言葉が続くのですが、たびたびこの言葉が飛び出すと「こいつ、またか」と周りが腰を引いてしまうことがあります。 このように話しはじめる人の心理はどうなっているのでしょう。 たとえば、「先日なんか、社長からゴルフに誘われて、君には将来、会社を背負ってもらうから、頑張ってくれよと言われちゃって」というように、一見、この会社を背負って立つのは自分だといわんばかりの人は、言葉とうらはらで内心はまったく反対のことが多く、何か劣等感を抱いている人が多いようです。 本当に実力があって、やり手という人は、「脳ある鷹は、爪を隠す」といわれるように、そう簡単に周りの人に自慢話はしないもので、それよりも、そういう話はできるだけ内緒にしておこうとするものです。 劣等感のある人は、君らにはそうは見えないかもしれないけれど本当は実力はあるのさと、嫌味にならないように周りの評価を高めようとしているのです。 だいたい自信のない人は、同僚より自分が劣って見られているような気がするというひがみや羨望を強く抱いており、そのイライラが自慢話としてあらわれてくるとも考えられます。 だから、強いコンプレックスを持っている人ほど、躍起になって自慢話をしたがる傾向があるのです。 そして「すごいですねぇ。社長はあなたの実力を見抜いているのですね」というあなたからの言葉を心から待っているのです。 こういうときは、相手の言葉に乗って、褒め殺しをしておくに限ります。 誰でも、心の奥底では、自分をよく見せたいと思っているのですが、それを自慢話だけをするようになりますと、知らず知らずのうちに周りから煙たがられてしまいます。 気がついたら、周りに誰もいなかったとうことにもなりかねないので注意したいものです。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 一瞬で見抜く性格・本性・心理 All rights reserved. |