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あなたの上司や同僚に、何か仕事上の提案をしようとするときに、「キミも賛成してくれるよね」などと、半ば強制的に同意を求めたりする人はいませんか。 これを言う人の深層心理を探ってみましょう。 「いま、オレたちが進めているプロジェクトなんだけど、課長から、結果が伴っていないので、今すぐ中止してくれと言ってきたんだ。あのプロジェクトは、面白いプロジェクトだから、気長に事業計画を進めてくれと言ってくれたのは課長だよな」と同僚のBクンに同意を求めるAクン。 Bクンが黙っていると、「このプロジェクトは、Bクンも知ってるだろ。キミだって『あのとき、なかなか良いプロジェクトだからやったらどう』って勧めてくれたじゃないか」と追い打ちをかけてくる。 しかし、一般的に、仕事関係で、相手がいろいろと意見を出してくれば、それをあからさまには誰も反対しないものだ。 実際は、Aクンは単独で自分の功にしようとして、強引にプロジェクトを進めたのであって、それが雲行きが怪しくなったため、責任を課長や同僚に押しつけようとしているだけなのです。 ほんとうはBクンは、そんな同意をしたわけではなく、Aクンが強引にプロジェクトを提案したため、しかたなく、ちょっとうなずいた程度であり、それほどすばらしいアイディアとは思っていなかったのです。 現実問題として、プロジェクトを進める会議のときに、Aクンが自分の構想やアイディアを否定されたり、あるいは反対意見を言おうものなら、これまでの性格上、猛烈に反発してケンカを売ってくることは誰しも知っているから、特段反対しなかっただけなのです。 そればかりか、怒り出し、唇を歪めて逆ギレするところがあり、同僚は全員そのことを知っているから、消極的にしぶしぶ賛同しただけであります。 なぜ、こういう人格になったかと言えば、幼少の頃から甘やかされて育ってきたのが結果です。 いずれにしても、このタイプに相づちを求められたら、きっぱり否定しないと、後でいっしょに責任を取らされることになりますから、注意してください。 |
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