|
冗談を言う人は、敵意とか嫉妬心が心の裏に隠されていますが、ダジャレを言う人は、もっと単純明快です。 要は、人前で目立ちたいという自己顕示欲が強いだけなのです。 冗談もダジャレも、どちらも人を笑わせたり楽しませたりするものですが、冗談を言うにはテクニックが必要で、うまくオブラートに包んで言葉にしないと、人を傷つけてしまいますので、そこにテクニックを必要とします。 いっぽう、ダジャレの場合は、そこまで頭を使う必要はありません。 冗談はウケないと場がシラけることがありますが、ダジャレなら多少ヘタでも「50点」などとおちょくられながらも、人を傷つけることはありません。 ですから、ダジャレのほうが連発しやすいのです。 そういうダジャレを連発する人は、とにかく自分が目立って注目してもらいたいのです。 その心の奥底には、自己顕示欲の強さがあります。 ですから、ダジャレを得意とする人は、学校では勉強やスポーツ、会社では仕事などの実績があまりなく、自分を自己表現できる手段がないため、ダジャレを飛ばすようになるのです。 ダジャレを飛ばすことで、自己顕示欲は満たされるのです。 少なくとも、ダジャレを言うと、周囲の者は適当におもしろがってくれるので、とりあえず、受けよう受けまいが、その場の主役に一瞬なれるのです。 兄弟姉妹の中でも、ダジャレをよく飛ばすのは、長男、長女以外が多いといわれていますが、これなども、どうしても弟や妹で生まれると、長男や長女ほど親から面倒を見てもらえないケースが多いものです。 それらが不満になって、親から注目してもらいたいという気持ちが強まり、そのための必要な方法として、ダジャレを言って注意を引くことを覚えるのです。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 一瞬で見抜く性格・本性・心理 All rights reserved. |