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一般に元気旺盛で自己主張の強い人は、何ごとを表現するにしても、大きな身振り手振りをつけて話をしたりします。 精力的で内的パワーも十分備えているため、説得力も力強いものがあり、周囲の人を引き込むこのパワーは、やはり身振り手振りの大きさに比例しているようです。 身振り手振りの大きな人は、自己表現に優れているため感情表現が豊かで、声も大きい傾向にあります。 逆に気が小さく、人前に出ると人見知りをして体が緊張してこわばってしまう人は、大きな身振りや手振りを使って話をすることはできないものです。 自分の感情の高ぶりと身体の動きは、常に関連しており、人にアピールしたいこと、ぜひ訴えたいことがあると、自然に身振り手振りが大きくなり、感情表現が少なく消極的な人生観の人は、自然と自己表現も小さくなります。 ですから、身振り手振りを大げさにすることは、人の興味や関心を自分のほうに向かせようとする心理が作用していると考えられるのです。 つまり、身振り手振りの大きい人は、演技派であり、自分自身の演出がうまい人、他人の感情を理解し、細やかな気配りをするよりは、自分の感情を表現することのほうが得意なようです。 電話をかけているときも、まるで相手が目の前にいるかのように大げさに身振り手振りをする人がいませんか。 このような人は、他人のことは気にせず、わが道を進む人ですので、ひとつのことに熱中すると、ほかのことが目に入らなくなる傾向にあります。 また自己表現が大きな人は、精神気力も強いため、当然、負けず嫌いな面も持ち合わせています。 ただ順調にいっている間は、よく働き、よく遊び、陽気で人付き合いもいいのですが、何かにつまずくと意外にもろい一面も持ち合わせており、喜怒哀楽の差が激しいこともあります。 このタイプの人は、感情がストレートに表に出やすいので、落ち込んだときは、あまりにも極端なので周りはとても心配します。 このような場合、「どうしたんだ」とか「元気を出せ」とか「がんばれよ」などと励ますよりも、とりあえずどん底まで落ち込ませ、そこから、また新たな職場を与えるとか、新たな目標を持たせることなどにより、新しい環境をつくって、そこで、再出発させるのが良いでしょう。 見方を変えれば、素直な扱いやすい人間とも言えそうです。 |
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