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ある男性が、つき合っている女性にプロポーズしたところ、「あなたのことを、そういうふうには考えられないわ」と断られたそうです。 週末のデートを重ね、互いに十分分かり合っているつもりだった彼はショックを受け、彼女に理由を尋ねると、「あなたのことは好きだけど、愛とは違うの」という答えが帰ってきたとか。女性にとって、好意と愛情、ライクとラブは違う感情だというわけです。 心理学でも、好意と恋愛は違った感情であるとしています。 友人としての好意は、相手に対する敬意や自分との類似性が基礎になっていますが、恋人としての恋愛感情には、次のような好意とは異なる三つの心理特徴があるのです。 @ 相手に親和的・相互依存的欲求を強く持つ。 A 援助欲求や慈愛の気持ちを強くもち、献身的になる。 B 二人だけの世界を深めていこうとする。つまり、排他的欲求が強くなる。 心理学の調査によれば、好意と恋愛の相関は、女性よりも男性のほうが高いという結果が出ています。言い換えれば、男性は好意と恋愛をより近いものに感じ、女性は好意と恋愛をきっぱり分けているということです。 また、女性は二人の記念すべき日をよく覚えているものです。つまり、好意と恋愛の区別がはっきりしている女性は、その明確な分岐点があるので、恋愛をよりドラマチックなものに感じるのです。 ところが、好意の延長として恋愛に至っている男性は、劇的な体験として記憶していないことが多いのです。 「愛を意識した日」を覚えている女性は、「自分は愛されていない」と思ってしまいます。 ですが、彼を責めないでください。決して彼の愛情が薄いというわけではなく、愛というスイッチの入り方が違うだけなのです。 ★ ひと口講座・・・情熱的恋愛と友情的恋愛 恋愛というと、劇的なロマンスを求めがちですが、恋愛には情熱的恋愛と友情的恋愛があります。 衝撃的な出会いで始まる感情の恋愛と、友だちとして知り合った男女が友情を深め、それが愛情へと発展していく恋愛の二つのタイプがあります。友情的恋愛は劇的ではありませんが、互いに十分理解しあうので、結婚に結びつくことが多い。
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