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東京や大阪の地下街やオフィス街を歩くと気がつくことですが、誰もが早足で人のあいだを縫うように歩いており、誰もがまるでなにかに追い立てられ、逃げ回っているような錯覚に襲われるほどです。 これは、東京や大阪に限らず、博多や名古屋などの大都市では、よく見られる光景です。 現代人は、心に余裕がなく時間に追い立てられ、そのうえ時間に縛られて生活したり、仕事をしているようです。 とくに、仕事ということになりますと、あなたが勤めているオフィスの中でさえも、忙しそうにせかせか歩いている人がいませんか。 特別な急用があるわけでもないのに、気ぜわしくふるまう人は、一言でいうと「見栄っ張りでカッコを気にする人」といえるでしょう。 オフィスにこういうタイプの男性がいたら、じっくり観察してみてください。 こういう人に、「明日の朝、仕事の打合せをしたいんだが、あいている時間を教えてくれないか」とたずねたら、たいしたスケジュールもないのに、もったいぶって高級な革の手帳を取り出しては、「忙しい」とか「時間がない」と口癖にしているのです。 また、夜の飲み会のセットでもしようと、そばに近寄ろうものなら、「ちょっと忙しいから後にして」と口にします。 こういうことが口癖になっている男は、先ずは大きな仕事とか、重要な仕事は任せられないと考えてよいでしょう。 こういう人は、仕事の能力があまりないだけに、仕事をしているポーズが身に染み付いており、処理のできていない仕事が山積みされていたりします。 本当のやり手タイプの男なら、忙しいのは当たり前で、そんなことをいちいち口に出して言ったりはせず、飲み会の話をしても、「遅くなっても必ず行くよ」という返事が返ってくるものです。 仕事のできない人ほど、忙しく働いている姿を認めてもらいたいという心理が、このような態度に表れているもので、このような人は、仕事をするにもせかせかしていて、慎重に腰をすえて取り組むことをせず、うわべだけで済まそうとする傾向があり、そのためうっかりミスが多い傾向があります。 今一度、あなたの職場を見渡してみましょう。 「なるほど」と思える人物がひとりくらいいるのではありませんか。 |
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