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どこの職場に変わっても、すぐに気軽に組織に馴染んでしまう人とか、あるいは転勤しても、周囲の環境にも人にもすぐに打ち解けて、既に何年もつき合ってきたように自然に振舞える人が必ずいるものです。 こういう人は、口の軽い人が多く、気軽に人に話しかけて、自分のペースに持っていくことができるのです。 「よお、今日のヘアスタイルは、決まってるね」 「昨日は馬券が当たったから、昼食にでも行こう、驕ってあげるよ」 などと、誰にでも人なつっこく、気軽に声をかけることのできる人です。 こういう人は、鷹揚でのんびりしていて悪気がないため、少しぐらい失礼なことを言っても、人から煙たがられるようなことはありません。 社交性があって、人の世話好きで、そのうえおしゃべり好きで、サービス精神が旺盛な人なのです。 仲間が4、5人揃うときには、こういうタイプの人がひとりでいると、会話がスムースに進み、コミュニケーションの潤滑油になってくれるのです。 とくに仕事などでは、顔つなぎもスムーズにいくし、ビジネスの交渉も上手で、いろいろと頼りになるものです。 ただ、昔から「口軽男と尻軽女には気をつけよ」といわれるように、全幅の信頼ができるかといえば、決して信頼できると胸を晴れない場合もあるものです。 こういうタイプは、浅いつき合いが上手で、人間も淡白な人が多いので、言葉や態度に重みがないのが欠点で、それがそのまま性格に出てしまう人が多いのです。 たとえば、あなたに仕事の頼みごとをしたとしても、あなたは真剣に受け止めてしまうかもしれませんが、仕事を頼んだ人は、それすら簡単に忘れてしまって、「そんな仕事はいつでも良かったのに」などと言ったりします。 本人は、悪気はちょっとしたその時の気分で、人に頼みごとをする傾向があって、それほど重要なことだという認識がないのです。 反対に、あなたが、このタイプに頼みごとをしても、気軽に「ОK、了解」などと言って引き受けてくれるかもしれませんが、相手の気持ちを読み取る能力には欠けているので、安請け合いするだけあって、そのまま忘れてしまうことも多いのです。 ですから、口軽男には、やや責任感が乏しいということ知っておきましょう。 |
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