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★ 会う前から第一印象は決まっている! 対人関係における第一印象はとても重要です。最初の印象が悪いと、それだけで低く評価されてしまうことがあるからです。 第一印象はさまざまな要因からつくられますが、その一つに「事前情報の効果」があります。これは、会う前から印象はつくられているというものです。 同一人物のプロフィールに「冷たい人」と「温かい人」という二種類のパターンをつくります。そして事前にAグループの被験者には「冷たい」というプロフィール、Bグループの被験者には「温かい」というプロフィールを渡しておきます。 すると、まったく同じ時間内に、まったく同じ内容の話をしたにもかかわらず、圧倒的にBグループの被験者のほうがその人に対して、よい印象を持ったのです。 このように事前に噂などを聞いていた場合、会う前から何らかのイメージが形成されているといえます。 そして、このイメージを払拭するのは意外に困難なのです。というのは、第一印象はのちのちまで強い影響力を持つからです。このような効果を心理学では、「初頭効果」と呼ばれます。 あとから加えられた情報によって、印象が大きく変わるには相当の時間が必要になってきます。第一印象は、その後の人間関係を左右するほど大きなものなのです。 ★ さりげなく相手の期待に合わせるのが初対面のコツ 「人は見かけで判断してはいけない」とはよくいわれることですが、やはり人間関係において外見は大切なものです。 たとえ人間性にすぐれている人でも、TPOを考えない態度や服装は決して相手にいい印象を与えません。そういう意味においても「馬子にも衣装」ということわざは支持されています。 人の印象は服装でずいぶん変わります。特に女性の場合には、化粧や香水、アクセサリーや髪型によってその印象が左右されます。 いい印象を与えるポイントは、何ごとも極端すぎず、そのときどきに応じてさりげなく相手の期待にあわせるということです。 また、初対面に近い間柄では、声から受ける印象も重要な要素になります。声の大きさ、音色、高さ、音質、抑揚などです。 鼻息や呼吸音の混じった声、弱々しい細い声、金切り声、どら声、しわがれ声などはいい印象を与えません。 声の質には、精神的な緊張度やリラックス度が明確に表れるものです。そこには、自信や自意識なども表れてきます。 また、「張りのある声」「疲れた声」というように、声は健康のバロメーターにさえなるのです。 たとえいい声でなくても、はっきりした発音を心がけ、相手が聞きやすいように話せば印象もグッとよくなるでしょう。 |
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