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生まれつきのウソのうまい人というのがいます。そういった人やプロにかかれば、なかなかウソを見破ることはできません。 しかし、普通の人間であれば、必ずどこかに兆候が出るものです。それが次に挙げる五つのポイントです。 @ 瞬間の変化に注意 ウソがバレそうになると、表情や身体に必ず変化が起こります。いつもと違うしぐさをしたり、表情筋の一部が一瞬ピクリと動いたりするものです。 A 言葉と表情の食い違いに注意 言葉と表情、表情と身体などの動きが、どこかギクシャクしてスムーズに動けません。言葉と表情が食い違っているのです。ニコニコしているのに、手はコブシを握っていたりする場合などがそうです。 B 話し方に注意 やたらに話が途切れたり、言い直しが多かったり、早口になったりするなど、通常の話し方とスピードや調子に変化が見られます。 C まばたきの回数に注意 他の表情筋と違って、まぶたはなかなかコントロールしにくい部位です。ウソをついているときは一種の緊張状態ですから、それがまばたきに表れるのです。 D 見つめる頻度に注意 すぐに目をそらすのは怪しい行為ですが、反対に必要以上に見つめるというのもプロのウソのつき方です。 ★ あなたは相手に影響されやすいですか? 相手によって、言うことや行動がコロコロ変わる人がいます。 節操がない人と思うかもしれませんが、こういう人は自分が誰といるか、自分は今、どう対応したらよいかをつねに客観的にとらえています。つまり、自分の主張や考えを優先させるのではなく、相手との関係における自分を優先させる人なのです。いわゆる「八方美人」です。 これを心理学では「セルフ・モニタリングが高い人」と呼ばれるようです。 モニタリング、つまり、自分の姿をいつもモニターで見ながらコントロールしている人なのです。 一方で、みんなから好かれているように見えますが、何を考えているのか理解しがたい人間、カメレオンのようにコロコロ変わる人間だとも思われがちです。 ただ、こういう人は、器用な一面も併せ持っています。 他人が哀しんでいれば自分も悲しんで見せることができるし、つまらなくても楽しそうに振る舞うこともできます。それがバレなければいいのですが、相手にわかってしまえば信頼を失うでしょう。 自己を客観的に見るセルフ・モニタリングも、ある程度は必要かもしれませんが、その度がすぎると、人間関係の上で逆に支障をきたすこともあるのです。 |
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