|
ノンバーバル・コミュニケーションとは、言葉意外の意思表示、あるいは伝達手段で、大きく分けて4つあります。 @ 一つ目は、パラ・ランゲージ これは話すときの声の大きさや調子、スピードなどで伝える方法です。同じ内容の話でも、自信満々に大きな声でしゃべるのか、小さな声でボソボソしゃべるのかでずいぶん伝わり方は変わるものです。 A 二つ目は、ボディー・ランゲージ これは表情やジェスチャーによって伝える方法です。また、アイ・コンタクト、つまり、目と目で意思を伝えるのもこの範疇に入ります。 B 三つ目は、パーソナル・スペース 互いの距離や話すときの立ち位置の角度。また触感区や嗅覚も関連があります。好きだという意思も、パーソナル・スペース次第で伝えることができます。 C 四つ目は、セルフ・プレゼンテーション これは身につけたりする物を通して自己を主張するものです。ブランド品を着たり、変わった車を選んだりするのがこの心理です。自分のアイデンティティーを物に変えて表現するわけです。 このように、人は自分の意思を直接的な言葉だけでなく、さまざまな形で表現しています。それらを称して、ノンバーバル・コミュニケーションと呼ばれています。 ★ 聞きかじりでも、二人の関係は一目瞭然 二人が会話している内容はわからなくても、話し方や声の出し方を聞いているだけで、二人の関係がわかります。 上の人が下の人に向かって話をするときは、威張った話し方で、しかも、リラックスしています。 下の人がうえの人に話す場合はへりくだり、緊張し、フォーマルな話し方になります。 これは社会でのルールですが、意識いなくても自然とそうなってしまうものなのです。 その特徴を挙げてみると、上から下に話す場合は、早口でしゃべる・反応が早い・話に割り込む・長くしゃべる・相手を指差す・相手の身体にさわる・しゃべるときに相手の目を見るなどがあります。 一方、下から上に話すときは、言葉につまる、聴くときに相手の目を見る、相手よりも先に目をさらすなどの特徴があります。 しかし、たとえ上下関係があったとしても、互いに好意をもっている場合は、会話をするときのスピードや発音、言葉の強さ、休みの入れ方などが互いに合ってくる傾向が見られます。 心理学ではスピーチ・アコモデーション・セオリーと呼ばれています。 好意や親しみを持っている人と一緒にいると、身体の動かし方やクセなどが似てくるといわれますが、話し方も同じように影響されるのです。 |
|
|||
Copyright (C)2015. 一瞬で見抜く性格・本性・心理 All rights reserved. |