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嫌いな人や、苦手に思っている人にはできるだけ会いたくないものですが、どうしても会わなければならないときがあります。 普通ならば、嫌悪感を表情に出すことはしないでしょう。まして仕事上で関わりのある人ならばなおさらです。イヤだなあと思っても、ニコニコと笑顔をつくるのが社会のルールです。 しかし、じつは嫌いな人に会ったとき、絶対にイヤな表情をしないでいるというのは、感情のある人間にはできないということがわかっています。 嫌いな人に会ったときの人の表情を連続写真で撮影してみると、イヤな人に会ったときは一瞬イヤな表情をするものです。 しかし、それはあくまで一瞬です。人はすぐに表情を変えますから、そのときのイヤな顔を5分の2秒以内に変えれば、相手にはわかりません。 というのは、相手の顔を見てとるのに5分の2秒以上かかるのです。ですから、それ以上イヤな顔をし続ければ、相手にそれが伝わるということなのです。 自分は隠しているつもりでも、すっかりバレていることも往々にしてあるものです。 これは一瞬のノンバーバル・コミュニケーションですから、意識的にコントロールできるものではないのです。 ★ 男性と女性では対人距離に違いがある 人と人とが対しているときの距離(間隔)を対人距離といいます。 ところで、この対人距離は、男性に比べて女性のほうが近いといわれています。これは男女の関係ではなくて同性同士の場合です。 男性同士であれば、友だちとバッタリ出会ったときでも、「やあ」と手を上げるくらいでしょうが、これが女性同士になると、「わあ、久しぶり」と手を取り合ったりするのをよく見かけます。 男性同士、女性同士で話しているところを見ると、たしかに女性同士のほうが、互いに近づいて話しているのがわかります。日本は非接触文化といわれていても、女性同士ではけっこう接触しています。 男女の関係で見ると、どうやら30歳を境に変わるようです。30歳までは男性のほうが積極的に女性の身体を触ろうとしますが、30歳を超えると、女性のほうが積極的になるといわれています。 ★ ひと口講座・・・一瞬の表情 人は自分の表情を隠そうとしますが、感情は顔に出るものです。相手と会った一瞬、その人に対する感情が表れるものです。通常、気がつかないほど短い時間ですが、注意すればわかります。 |
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